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ダウンコートクリーニング-デュベティカ(DUVETICA)

2011-03-07

Tag :

デュベティカのダウンコートをお預かり致しました。
袖口や裾のシミが気になると言う事で。

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袖口のシミと前裾部分のシミ。

まずはドライクリーニングを。
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裾部分のシミは除去出来ましたが、袖口はまだうっすらと残っています。

今度はウエットクリーニング(優しい水洗い-手洗い)をしましょう。
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水洗い後。
この後、自然乾燥をしてしっかりと水分を抜いた後にタンブラー乾燥にてボリュームを復元します。

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ふっくらとボリュームも戻りました。

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袖口のシミもスッキリと。

ダウンアイテムのクリーニングでお困りの方はご相談下さいね。
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外科=しみ抜き=「しみぬき屋」

2010-12-09

Tag :

木曜夜は「医龍」があります。
毎回緊迫した場面では「きっと上手くいくんやろうなー」と思いつつも・・・心臓の鼓動が戻るまでハラハラしてしまいますが。
来週は最終回、2つの手術は上手くいくのでしょうか。


クリーニング業務の中でも”しみ抜き”処置は”外科”に例えられる事もあります。
通常のクリーニング工程では症状が改善されない為、局部的にメスを入れる事になります。
しみ抜き処理には高いリスクも付きまといますので、シミを付けたら早めにクリーニングをして下さいね。


思えば、僕も参加していた「しみぬき屋」では手術室の様なチームを組んでいました。
しみ抜きをする人、それをサポートする人。
そして、事前説明または事後説明をする人。
それぞれ役割を入れ替わり立ち替わりこなしていました。

サポートする時はしみ抜きをしている人の一手二手先を読もうと必死になったり。
「自分なら次はこの薬剤を持っていく」とか。

メンバー皆で切磋琢磨しながら技術向上を図りつつ、お客様の目の前でしみ抜き処理を行っていました。
あの緊張感は通常の店舗での業務では味わう事が出来ません。


活動を休んでから早いもので1年が過ぎてしまいました。

現在は”出張実演”と言う形でご依頼を受け付けています。
イベント会場や講演会などに出張してしみ抜き実演を行おうと思っています。

活動再開の折には、またご連絡をさせて頂きます。

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別珍の毛倒れ修正

2010-11-29

Tag :

「龍馬伝」は今日が最終回だったんですね。

何気なく見ていたんですけど・・・最期はちょっと龍馬さんに背負わさせ過ぎなような気もしましたが。


さて、冬物生地の一つでもある起毛生地。

別珍など、毛羽のある生地は着用中の毛倒れを起こしやすいものです。
(別珍やベルベットなど、パイル織の場合は毛羽ではなくて毛房(けぶさ)と呼ぶそうです)

腕や足の折り曲げによるシワが持続的に起こると、毛倒れしてしまい外観を損ねてしまいます。
DCF_1252.jpg
この様に。

まずはドライクリーニングを。
DCF_1254.jpg
ドライクリーニングの特性でもある、”デリケート素材でも機械力(揉みタタキ作用)を安全に掛けられる”ので毛倒れもかなり復元出来ています。

でも、まだ気になりますので・・・水処理(ウエットクリーニング)を。
(綿素材なので)
DCF_1256.jpg
その後、ブラッシングをして毛並みを整えます。

デリケート素材を使用した衣類は定期的なクリーニングをして下さい。
長く着続ける秘訣です。


オダキョーも来週が最終回。

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スーツの水洗い(Wクリーニング)工程

2010-10-07

Tag :

久し振りに、ウールジャケットの水洗い工程を。

猛暑の今夏を乗り切ったジャケットは、汗の影響も大きいですしね。
来シーズンに備えて、スッキリとWクリーニング(ドライクリーニングと水洗いの2度洗い)しておきましょう。

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ロロ・ピアーナ社の生地を使ったダーバンのウールジャケットです。

優しいドライクリーニング処理で油脂分を除去した後、ウエットクリーニング(優しい水洗い)を行います。

汚れの中の油脂分は、初めに優しいドライクリーニング処理で落としています。
ですので、残る水溶性汚れはウエットクリーニング(優しい水洗い)でデリケートな生地に負担を掛ける事無く効果的に除去する事が出来ます。
(大手クリーニング業者さんでは水洗いのみで処理される所が多いと思いますよ)

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ウエットクリーニング洗浄液です。

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出来る限り生地を動かさないよう、たたんでネットに入れて洗浄液に漬け込みます。
押し洗いでじっくりと水溶性汚れを浮かび上がらせ落としていきます。
(クリーニング業者さんによっては”手洗い”と称しても、ネットでグルグル巻きにして機械洗いをされている所もありますよ-それを”手洗い”だと思われているのかも知れませんが・・・)

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洗浄後の液です。
見た目はキレイに見えても、やっぱり夏場頑張った分の汚れは付いています。

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水洗い直後の画像です。
結構シワ感が見られますが、ウールの特性で乾くに従ってシワも緩和されていきます。

このまま自然乾燥して、仕上げ工程に移ります。

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完全手仕上げ(フルハンド)によって、しっかりと整形させて頂きます。

大手クリーニング業者さんでは機械仕上げ+部分手仕上げという感じのようですが、当店では仕上げ馬を使いパーツ毎にアイロンを入れて行きますので、より立体的な仕上がりになります。

ただ、かなりの仕上げ時間が掛かってしまいますので料金も高くなります。
当店の場合、スーツの仕上げに1時間程度掛かりますので。

詳しくはホームページをご覧頂ければと思います。

ここ最近、大手クリーニング業者さんがこぞって高料金のクリーニングサービスをアピールされているようです。
ただ・・・本当に衣類に合ったクリーニング・仕上げを行っているのか・・・。
ホームページなどで、その説明や画像・動画などを見させて頂くと・・・ちょっと的外れな。
どういう風に思い、扱っているのか想像出来ます。
心地良い宣伝文句に合っていない感じがします。

”お手入れをする人間が見えないクリーニング店”を信用されるのでしょうか。
お気に入りの大切なお洋服であれば、取り扱う人間が見えるクリーニング店の方が安心出来るのではないでしょうか。

お気に入りの大切なお洋服のお手入れをお考えの際のクリーニング店選びは、取り扱う人間が対応する”個人クリーニング店”から選んで下さい。

お気に入りの大切なお洋服のクリーニングは、顔の見える個人店へ

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アイロンは大切に

2010-10-04

Tag :

前回の記事にも書きましたが、長年使い慣れたアイロンが壊れてしまいました。
DCF_1212.jpg
こやつです。

で、修理に出したんですが・・・修理代が新品とそんなに変わらないと。
なら、新品にする方が良いかと思い使ってみる事に。
ただ、今使っているタイプのアイロンはもう生産していないらしくて。
違うタイプのアイロンを手にする事となりました。

同じモデルなので見た目は違和感がないのですが・・・使ってみると全然違います。
まぁ、初めて使うんですがら最初は慣れないでしょうしね。
「生地へのアタリが違うなぁ・・・使っていれば慣れてくるかな」とか言いつつ使い続けていたんですけど、やっぱり慣れません。

というか、全然今までとの使い心地というか生地へのアタリ感が違うんです。

「これは我慢ならん」という事で、結局使い慣れたアイロンを修理してもらう事に。

戻って来た相棒を手にすると、やっぱり手に馴染みます。
使い心地も良いですしね。

しかし、このタイプのアイロンを生産中止にするなんて・・・。
受注生産でも良いから、なんとか購入出来るようにして欲しいものです。
今の主流のアイロンではキチンとした仕上げが出来ないような気がしますし。

それはともかく、これからは大事に使っていかないといけません。

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よーこそ

ようこそお越し下さいました。
今回の記事だけではなく、他の記事も見てもらえると嬉しいです。
一生懸命書いていますので・・・。


オススメ記事

【 はじめまして 】

【 ドライクリーニングって 】

【 水洗いのリスクについて 】

他にも、まだまだお伝えしたい事があります。
ぜひ色々とご覧になって下さい!

クリーニングショップ タナカヤ

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大阪のクリーニング師です。
自分自身の勉強にもなればと記事を書いていきますので、よろしくお願いします。

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