濃色綿レディーステーラードジャケットの袖口(衿・ワキも同様)

2008/08/07 Thu
綿 濃色アイテムの白化
お客様からお預かりした、濃色綿レディーステーラードジャケットの袖口(衿・ワキも同様)です。

濃色綿レディーステーラードジャケットの袖口(衿・ワキも同様)先端部分が白っぽくなっていますが(画像は裏生地を出している状態です)、これは汚れではありません。
おそらく摩擦や磨耗による影響で生地が傷み白っぽく見えているのではないでしょうか。

濃色綿レディーステーラードジャケットの袖口(衿・ワキも同様)が白っぽくなる現象は、
「繊維が摩擦や磨耗によって毛羽立ちや細かく分かれてしまったりして、光を反射してしまうので白っぽく見える」事や
「繊維内部にまで染料が浸透していないので摩擦や磨耗によって繊維表面が脱落すると染まっていない部分が露呈してしまう為に白っぽく見える」
という事があります。

ようするに「光を反射してしまう為に白っぽく見える」のと、「染まっていない部分が見えるので白っぽく見える」と言う事です。

今回の濃色の綿レディーステーラードジャケットの袖口(衿・ワキも同様)の場合は、どうも染料が内部にまで浸透していなかった為に起こった事例ではないでしょうか。
着用中の摩擦・磨耗によって表面の生地(繊維)が毛羽立ち抜け落ちて染まっていない部分が表面化してしまったのではないかと。


これから秋になると濃色綿レディーステーラードジャケットは活躍するのでしょうね。
初秋といってもまだまだ暑い季節。
でも、オシャレに敏感な女性は先取りで秋物を着用されると思います。
カチッとしたタイトなテーラードジャケットを着ていると汗ばむ事もあるのではないでしょうか。

汗をかいて湿潤状態になると・・・余計に摩擦・磨耗作用が増幅され生地に負担がかかり濃色綿レディーステーラードジャケットの袖口(衿・ワキも同様)が白っぽくなる危険性も高くなります。

避ける為には、やはり汗ばむような場所では濃色綿レディーステーラードジャケットを脱ぐ事ではないかと。

面倒ですが、濃色の綿レディーステーラードジャケットの袖口(衿・ワキも同様)を良い状態を長く保つ為の努力もまた着用する側には必要となってきます。


優れたデザイン・発色性を持つファッション衣料品には様々な特性(デメリット)が付きまといます。
それらの特性(デメリット)を理解する事で、より長くオシャレを楽しむ事が出来るのではないでしょうか。

衣類裏側に取り付けてあるケアラベルを見る事や、購入時に販売員の方に直接問われてみるとか(なかなか教えてくれないかもしれませんが)。
あるいはネット(信憑性の問題はありますが)を通じて様々な情報を手に入れるとか。


手に入れたお気に入りの大切な衣類を守るのは、やっぱり着用するご本人だと思います。
衣類の取扱いや疑問、またお洗濯に関してのお悩みやご質問は
右にあるメールフォームからお気軽にどうぞ

クリーニング・しみ抜き・型崩れ修正などのご依頼はこちらへ
大阪・松原市のクリーニング店 「クリーニングショップ タナカヤ」

しみ抜き実例集はこちら
「しみぬき屋 染み抜き実例集」

ネクタイの最高峰

2008/08/04 Mon
昨日は「しみぬき屋」出店日。

・・・んがっ、猛暑・酷暑でヘロヘロ。
ホントに長く暑い一日でした。

「しみぬき屋」出店終わりに、用事があったので梅田まで足を伸ばして。
(アイアンマンさんに送って頂きました・・・いつも有り難うございます)

梅田阪急メンズ館1Fでウロウロしているとネクタイ売り場が。

何気無く見ていると・・・さすがメンズ館!「ステファノ・リッチ」に目が止まります。

と、その横にあるネクタイのお値段を見てみると・・・3万円台・・・ん?じゅ、じゅ、10万円?!。

「エッ?」って思って近くにいらっしゃった販売員の方にお尋ねする事に。
すると「お出ししましょうか?」と。
滅多に無い機会ですので「ぜひ!お願いします!」と即答です。

10万円のネクタイの触り心地は・・・意外にしっかりとした感触です。
しなやかさや柔らかさとは違って、かっちりとしっかりと織られているといった印象です。

販売員の方にお聞きすると、刺繍の入ったネクタイが10万円以上するとの事で。

良いモノを見せていただいて、またまた感謝です。
(ホント、メンズ館の販売員の皆さんは親切丁寧で勉強にもなります)

で、帰宅後ネットで検索してみると・・・しっかりとした感触は当たり前で。
通常のネクタイに使用される絹糸よりも数倍の量の上質な絹糸を密に織り込んで作られているとの事です。
その為、シワになりにくく復元力も優れているそうで。

刺繍が入った製品ですと、18K金糸を使用されているらしくて。
もはや芸術品とも言われる、世界最高級のネクタイだそうです。

興味のある方はネットで検索してみてください。
ドミニク・フランス
衣類の取扱いや疑問、またお洗濯に関してのお悩みやご質問は
右にあるメールフォームからお気軽にどうぞ

クリーニング・しみ抜き・型崩れ修正などのご依頼はこちらへ
大阪・松原市のクリーニング店 「クリーニングショップ タナカヤ」

しみ抜き実例集はこちら
「しみぬき屋 染み抜き実例集」

阪急百貨店 メンズ館

2008/07/16 Wed
大阪に「阪急百貨店 メンズ館」という所がございまして。

確か今年の2月くらいにオープンしたと思うのですけど。
地元(といっても梅田まで1時間かかるんですけどね)のクセに全然行かずで・・・。

で、先日初めて行って来たんですけど、なかなか楽しい所です。

全館見回っても飽きません。
(まぁ初めて行ったせいもあるんですけど・・・)

お店の店員さんも親切ですし、高級ブランドなのに結構入りやすい雰囲気だったり。

イタリアのある有名高級スーツファクトリーのお店では、なんと試着までさせて頂いたり。
気さくな店員さんで、購入の意思が無い(というか絶対買えない!)と伝えている僕に合うサイズをわざわざストックの中から探し出してきてもらって。

その着心地といったら・・・袖を通した瞬間から衿腰、肩、胸に吸い付いて着用している事を感じさせません。
きっと自分に合わせた仕立てになると更なる極上な着心地でしょう。
これが有名な○○○○の風合いとフィット感かと思うと・・・感泣ものです。
スゴク貴重な体験をさせて頂きました。

ディテールの事や縫製の事、デメリットの事まで色々と聞かせていただきましたし。
(なかなかメンテナンスをするには緊張するような代物ですけど)
今まで手に取った事すら無かったブランドだったので本当に参考になりました。

楽しい一時を過ごさせて頂いた事に感謝です。
衣類の取扱いや疑問、またお洗濯に関してのお悩みやご質問は
右にあるメールフォームからお気軽にどうぞ

クリーニング・しみ抜き・型崩れ修正などのご依頼はこちらへ
大阪・松原市のクリーニング店 「クリーニングショップ タナカヤ」

しみ抜き実例集はこちら
「しみぬき屋 染み抜き実例集」

自己防衛?

2008/07/15 Tue
スムースコットン半袖カットソーのクリーニングを依頼されました。

ケアラベルを拝見すると・・・
2008_0714_190535AA.jpg
ブランド側が独自に付けたのであろうケアラベルには「ドライ×、水洗い○」
輸入代理店が付けたケアラベルには「ドライ×、水洗い×」
・・・また何ででしょ。

濃紺で前面にプリントや付属品が施された製品です。
ドライ不可の理由は「ドライ溶剤によるプリントの溶解」や「顔料を使用した染色」などでしょうか。
(今回の場合はプリントが原因のようですけど)

じゃあ、水洗い不可の理由は・・・。
優しい手洗いであればリスクを最小限に留めて洗い上げられるように思います。
(テストをしてからですけど)
ただ、濃紺という事でかなり染色堅牢度は低いのでは・・・。
その堅牢度が輸入代理店の基準に満たなかった為に「オール×」を付けたのではないかと。

その点をお客様に説明してご了解を頂きお預かりしました。

で・・・ケアラベルをよくよく見ると・・・。
2008_0714_190715AA.jpg
裏側に、こと細かく洗いから仕上げ方法について、はたまた洗う事によるデメリットについても書かれています。
(隅々まで読まないといけません・・・反省

結局、水洗い(手洗い)が可能だという事です。

でも・・・どうしてこんなケアラベルを付けたのでしょうか。
本来であれば普通に絵表示で表記すれば良いようなものを・・・。

もしかするとクリーニング業者を信用されていないのかな・・・なんて事を想像したり。

というのも、ブランド独自が付けたであろう絵表示は洗濯機使用可・40℃までの水温となっています。
例えば仮に代理店が手洗い106表示を付けたとしても、クリーニング業者の中には「手洗い=水洗い=洗濯機使用可」と思われている所もありますし。

「デリケートな商品だからていねいに扱って・・・」という願いを込めた輸入代理店の自己防衛策のような気がして。

消費者側にはもちろん、アパレル側にも信頼される業界にならないと・・・。



♪ポ〜ニョポニョ〜♪が耳に付いて離れません・・・
衣類の取扱いや疑問、またお洗濯に関してのお悩みやご質問は
右にあるメールフォームからお気軽にどうぞ

クリーニング・しみ抜き・型崩れ修正などのご依頼はこちらへ
大阪・松原市のクリーニング店 「クリーニングショップ タナカヤ」

しみ抜き実例集はこちら
「しみぬき屋 染み抜き実例集」

販売時の説明

2008/07/08 Tue
日曜日(6日)は「しみぬき屋」の出店日でした。
(例年の如く、暑さに耐えながらの1日・・・おかげさまで未だに顔や腕がヒリヒリしています)

「しみぬき屋」出店日の集合・解散場所は弁天町です。
(今では弁天町界隈のグルメ情報にもほんの少し詳しくなってきました)

弁天町なので大阪駅(梅田)までほんの少しって事で出店終わりに足を伸ばしてきました。
(バーゲンも始まっているし、スーツも欲しいし・・・)

お店では色んなアイテム・素材感を見たり確かめたりする事はもちろんの事、店員の方に色々と分からない事を聞くのも楽しみの1つです。
日常の業務の中で「これはどういう事?」って思う事がありますから。

適切に応えていただいて「なるほど〜」って思う方もいたり、「そうかな〜?」って思う方もいたりで楽しいです。

誤った情報を信じてしまわない為にも、自分自身であれやこれやと調べてみるのも大切な事です。

それからデメリットに成り得るような部分に関しては、こちらから(消費者側から)聞かないとなかなか答えて貰えません・・・当たり前と言えば当たり前の事ですけど。
今から売ろうとしている商品に対してマイナスになるような事はなかなか言えないものです。
(本当は言ってもらいたいんですけどね・・・)

クリーニング業者が受付の際に事前説明としてお客様にその商品のデメリットを伝えるよりも、販売店での口頭による説明の方がお客様はより信憑性を持っていただけるのではと思うのですが。
(昨今の風潮では販売店では出来ない・しないのが当然という風になっているような気がしています)

販売時での説明が出来ないのであれば、何かしらの方法で伝える努力をしてもらいたいなって思います。
(作り手・売り手側に伝える事をあきらめてもらって困ります

あらゆるメディア媒体を使う事だって業界としてなら可能でしょうし。
クリーニング業者のみがデメリットの説明を請け負うなんて・・・結構リスクが大きいように思います。
仮に本当にトラブルになれば「保身の為の事前説明」とも受け止められかねませんし。

という僕達は先を見越して安全に・より安全にという方法でメンテナンスをさせていただきますけどね。

・・・と、話がだんだんと脱線してややこしくなってきました。

話を戻して。

メンテナンスに関してお聞きするとマニュアル通りというか・・・真実味が無いと言うか・・・。
この部分に関しては、やはりなかなか販売員の方では無理なのでは・・・って思います。
やっぱり実際に業務に携わってみないと分かりえないと。
クリーニング店の受付担当の方でも大変みたいですからね。

いずれにしても、僕自身がより一層知識や情報を吸収しなくてはいけません。
やっぱり大変です・・・が、頑張ろー。

で、狙っていたスーツはメタボちっくなお腹周りの影響で断念しました。
衣類の取扱いや疑問、またお洗濯に関してのお悩みやご質問は
右にあるメールフォームからお気軽にどうぞ

クリーニング・しみ抜き・型崩れ修正などのご依頼はこちらへ
大阪・松原市のクリーニング店 「クリーニングショップ タナカヤ」

しみ抜き実例集はこちら
「しみぬき屋 染み抜き実例集」