ネクタイのクリーニング

2008-06-27

Tag :

ネクタイを取り扱う際に、思う事があります。
「縫製を解いて元の1枚布の状態にする事が出来れば元の風合い・仕上がりに戻す事が出来るのに・・・」と。

製品にシワ(着用時)があればシワを取り除かなければいけません。
でも、上質の絹であればスチームの影響を受けやすく、キッチリと仕上げようとすると縫い代部分が邪魔になります。

また、少しの機械力(洗濯機による揉み・タタキ力)ですら生地が歪む(斜行)製品もあります。
(おそらくテンション(引張)を加えた生地を使用しているのだろうと思いますが・・・)

ですので、スチームを与えると購入当初の風合いとは違った「ぼやけた」ような表情になってしまいます。
(僕にはそう見えます)

1枚布にすれば地の目を通してアイロンをかける事が出来ますし、芯地さえも新しく取り替える事さえ可能です。
そうすれば、本来のハリやコシがあり歪みの無いキレイな状態に戻す事が出来るのではないかと。

実際にされている所もあるとは思います。
(モノの本には海外までネクタイのクリーニングを依頼するとか書かれていましたが・・・)

でも、問題は解いたモノをどうやって復元するかです・・・。
素人が見よう見真似で満足出来る品質に仕上げられる訳はありません。
縫製の勉強をすれば出来るのでしょうか・・・。

と、今朝(もう昨日ですけど)の朝日新聞朝刊fashion面に
「エルメネジルド・ゼニアがネクタイ作りを実演するショーを開催した」
という記事がありました。

イタリア本社から20年の経験を持つ女性職人が生地の裁断から縫製、仕上げまでを一貫して手作業で作り上げる職人技を披露したと。

完成までに要する時間は30分足らずだそうで。
手際良くハンドメイドのネクタイが作られていくんでしょうね。

実際作業を見ると釘付けになりそうです。
(見たいなぁ)
衣類に限らず、モノ作りをされている風景を見る事って楽しいものですからね。

自分でサクサクっと縫製する事が出来るようになれれば良いのになぁ・・・。
(裾の解れ直しに懸命な今日この頃)

ネクタイはシワを作らない様に優しく洗う事はもちろんの事、
着用する側の日頃の取扱も重要ですね。
(帰宅後解いたまま放っておかずに(クセになります)伸ばして収納したり、食事会・飲み会の席ではネクタイを外す(シミ防止)など)
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フラップポケット

2008-06-25

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ジャケットで時折、こんなフラップポケットを見かけます。
2008_0606_121626AA.jpg
クタクタです。

過酷なタンブラー乾燥(繰り返しも含め)によるものか・・・。
はたまた状態の悪いドライ溶剤で洗浄しタンブラー(回転)乾燥した為に起こったものか・・・。
はたまた着用状況によるものか・・・。

いずれにしても、このままではみっともないですね。
2008_0606_121817AA.jpg
修正してみました。

衣類に負担をかけない洗浄・乾燥方法を心掛けていきます。

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梅雨時期は・・・

2008-06-21

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ここ数日、ジメジメと蒸し暑くて何だか嫌です。

じとーっと身体にまとわりつく湿気がたまらない・・・。
不快指数も高くなる一方です。

この時期、気をつけておかないといけないのはやはりカビ対策なのではないでしょうか?

汗をかいて汚れたままの衣類を放置しておくと・・・カビだらけになってしまったり。

また、汗や汚れを付着してまま放置しておくと変色や退色(色が抜けてしまう事)を起こしてしまいます。
綿や麻素材のアイテムは注意してくださいね。
使用されている染料の性質により、お洗濯やクリーニング後に色が抜けてしまう事もありますよ。

ジメジメとうっとおしいこの季節、汗を含んだ衣類は早めのお洗濯でカビ・色あせ・黄ばみなどを防ぎましょう。

今夜の「土曜ワイド劇場」は何だか趣きが違います・・・見応えたっぷり。

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真剣勝負

2008-06-17

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日曜日、久々にサッカー(セレッソvsヴァンフォーレ)を見てきまして・・・。
セレッソvsヴァンフォーレ_01

のんびりと観戦しよー~って思っていたら・・・なんの何の甘いアマイ。
前半に2点取られてハァ~でしたが・・・
後半から前日にタイで先発していた香川選手が出場すると雰囲気はガラリと変わりました。
2点のビハインドを自らのゴールもあって取り返し、終了間際に取られたらまたまた取り返し。
ハラハラドキドキワクワクの2時間でした。(最後が後味悪く・・・何だかな~でしたけど)
セレッソvsヴァンフォーレ_02
(終了後、審判に抗議しております)

やっぱり生の迫力は違います。
甲子園も良いけど、近場の長居も楽しめますよ。


さてさて。
またまたケアラベルです。
2008_0614_101147AA.jpg


海外有名ブランドなのですが・・・JISでは「ドライ○水洗い×」でISOは「ドライ×水洗い○」。
どっちを信用すれば良いのか・・・。
こんなケースはよくあるんですよ。
消費者の方も一度ケアラベル(取扱い絵表示)をご覧になってみてはいかがでしょうか。

通常であればJIS表示を信用するんですけどね・・・。
ただし、このブランドに於いてはどうなんだか・・・。

という事で、僕は海外絵表示の方を信用してしまいます。

僕達クリーニング師は素材やデザイン、染色、風合いなどを確かめながら「ドライクリーニングをすればどうなる?」とか「水洗いをすれば生地がどのように変化する?(アイロン仕上げで修正出来るのか)」とか「色落ちは?」とか・・・様々なケースを無い頭の中でシュミレーションをして最善の選択をするようにしています。

とりわけ情報量の少ない海外製品の場合は特に慎重を有する訳です。

取扱い絵表示を見て、その通りに機械に入れて・・・っていう簡単な作業では実は無いんですよ。
あれやこれやとリスクと向き合いながらの真剣勝負です。

トラブルを起こさない為にも、やっぱり手間隙は必要ですからね。

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風合いが・・・

2008-06-12

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お客様からお預かりしたドレスシャツの中で風合いがおかしいモノがあります。

他のシャツはハリや艶があるのに・・・全然無い。

Dcf_0145.jpg
ヨーロッパブランドのドレスシャツです。

更にアップで。
イメージ 1
生地が毛羽立っているのが見て取れます。

多分・・・過酷な洗浄を繰り返した為にこんな状態になったのではないかと。
艶は失われ、ハリもコシも無くなりクタクタでフニャフニャです。
こうなってしまうと本当に残念で悲しいですね。

やっぱり良いシャツは素材に合ったクリーニングをしてもらえればなぁって思います。

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お子様ジャケット

2008-06-11

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お子様の良いスーツをお預かりすると写真に撮ってしまうクセがついてしまいました。

なかなか大人っぽいダークグレーのストライプスーツです。
DACKS子供ジャケット_01
水洗い後です。

小さいモノを仕上げる時は結構気合が入ります。
(プラモでも一緒・・・)

DACKS子供ジャケット_02
ハンドプレス後。

気持ち良く着てもらえると良いのですが・・・それよりも脱いで遊ぶ事が大切かな。

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シワシワ

2008-06-10

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「自分で洗ったけどシワシワになったのでアイロンがけだけ出来ませんか?」
とシフォンチュニックを持ってお客様が来店されました。

当店はプレスのみのサービスをお断りしているのですが(理由はこちらです)・・・とりあえずそのシワになった服を拝見させていただく事にしました。

シワシワになっていますが・・・多分脱水工程か吊り干しの際にシワになったのかなって思うくらいのシワです。
そんなにキツイシワでも無さそうです。

ですので、お客様には「スチームを軽く上から与えるだけでシワは伸びますので、ご自分でも出来ますよ」とお伝えしました。
(部分的にスチームのかけ方も実際に見て頂きつつ・・・)

でも・・・お客様は「う~ん・・・?」と浮かぬ顔です。

やっぱり「アイロンがけは面倒」って思われるんですね。

面倒なアイロンがけを出来る限り省く為には、お洗濯の方法も色々と考えていかないといけません。

僕も根っからの「じゃまくさがり」というか「面倒くさがり」というか・・・なるべくならアイロンがけの手間は省きたいと思っている人間です。

ですので、クリーニングの際には取扱い絵表示を参考に洗浄方法や温度・時間・使用洗剤などをアイテムや素材・色によって選択し、衣類に与えるリスクを出来る限り抑えるように心掛けています。
(何でもかんでも同じ様に洗っているわけではないんですよ。)

その中で、ご家庭ではあまり気にされないのが脱水時間ではないでしょうか。

デリケート衣類を長時間脱水すると絞りジワに負荷がかかるのでキツイシワになってしまいます。

短時間(脱水速度がピークに達したら止める)で終えるとシワになりにくいですよ。
(ドラム式の洗濯機は脱水時間が設定できないとか・・・その際はタオルなどで余分な水分を取るというのはどうでしょうか)

大切なお気に入りのお洋服にはストレスを与えないように優しく洗ってあげてくださいね。

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ウール生地のテカリ(続編)

2008-06-06

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昨日の続きです。

テカリの原因は汗の残留だろうということで、Wクリーニング(ドライと水洗いの二度洗い)を行いました。

洗浄前の洗浄液。
2008_0429_135604AA.jpg

洗浄後。
2008_0429_142644AA.jpg
やっぱり結構汚れていましたね。

後はプレスです。

海外ブランドのパンツなので、ウエット後の仕上げは結構大変です。
デリケートなウール生地に加えて、裏地などのバランスもありますし。

2008_0502_201922AA.jpg
プレス後。

2008_0502_202056AA.jpg
ジャケットの色合いと比較しても、ウエット前よりは数段にテカリが抑えられています。

でも・・・パンツの縫い代部分が若干引きつり気味のような・・・。
目視ではあまり気付かなかったのですが、こうやって写真に取ると違和感があります。
その瞬間を捉える事によって目には見えない部分も気付かされるのでしょうか。
写真に撮ってみると不具合がよく分かるような気がします。

後で修正を試みたいと思います。

2008_0502_202319AA.jpg
ジャケットなのですが、こちらの方も状態がスゴク悪かったんです。
前立て部分の裏生地は伸ばされて表側から見えていたり、衿の処理や袖つけ部分も上手く収まっていない状態で。
何とか修正してみました。
(元画像を残すのを忘れていました・・・。)

スーツのシルエットによってはフレアなタイプもありますので何とも言えませんが・・・。
今回のジャケットはフレアではないと思いますし。
(このお話はまた後で)

これから汗のかく季節です。
気になったら水洗いでスッキリとしましょう。

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かすうどん

2008-06-05

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今日、遠方のお客様への配達の帰り道におうどんを食べました。

というのも、以前通った時に行列が出来ていたお店だったもので。
ちょっと気になっていたものですから。

「かすうどん」ってよく見かけるんですけど、なかなか食べに行く機会がなくて。
(初めが「天かすうどん」かと思っていましたけど)

初めて食べましたが、美味しいものですね。

で、ネットで調べたら・・・なんと松原にもあるじゃないですか。

また食べに行こうっと。

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ウール生地のテカリ

2008-06-05

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先日の事なのですが。

「スーツをクリーニングに出すとテカテカに光って戻ってくるんですが・・・」
とお問い合わせを受けました。

集配ご希望でしたので、店の営業が終了してからのお伺いです。

海外有名ブランドのウールメンズスーツです。

元々光沢のある素材だと思うのですが・・・やはりテカリが目立ちます。
ご自宅の玄関前で、しかも夜なのであまりハッキリとは分かり難くいのですが。
ジャケットはそうでもないのですが、パンツはすごくテカっているのが分かります。

テカリと言えば「アイロンやプレス機の誤使用」や「長期間使用(学生服のひじやひざ、お尻など)」などが思い浮かびます。
いずれも生地(繊維)が高温プレスや過度な伸縮・摩擦・磨耗を受ける事によって繊維が損傷を受け、生地(繊維)が平面化になることによって光を反射しやすくしてしまう現象です。
(ウール生地でいえば、繰り返しの摩擦や伸縮によってスケールが脱落したり、ウール繊維の回復力が劣化してしまう事が原因となるでしょうか。)

しかし、今回の場合はそれとは違うようです。
部分的な症状ではないですし、縫い代部分のテカリ(アタリ)も見受けられません。
全体的にテカテカとしています。

となると・・・汚れ(汗)のせいでしょうか。
汚れが繊維の隙間に入り込む事によって光を吸収しなくなり、逆に反射させているのかも知れません。

お聞きすると「クリーニングは週に1度のペースで出している」と言う事です。
でも・・・その着用ペースは「一週間同じスーツを着続ける」というサイクルのようです。
一週間同じスーツを着用し続けるのは、生地に負担をかけるので良くないです。

なぜならウール繊維は自然の弾力性を持っていて、その弾力性の回復力も高いものです。
ただ、繰り返しの着用となるとその優れた回復力も発揮できなくなってしまいます。
そればかりか回復力が損なわれ弾力性が失われた状態で摩擦や磨耗を受けると、上記のような生地(繊維)の劣化へとつながっていきます。

ですから、ウールスーツの着用ペースは「1日着たら1日休ませる」ようにしてくださいね。
そうすればウール生地(繊維)が回復し、風合いも守られます。
(他の繊維にも言えることですけど、ウールは特に)

販売時に説明されないのでしょうか・・・。

と話がそれましたが・・・。

お仕事も営業と言う事ですので、やはり汗汚れの残留によるものではないかと。

ですので、「パンツを水洗い(ウェットクリーニング)」をする事でスーツをお預かりしました。
(風合い変化など水洗いに対するリスクは承諾していただいています)

自店に帰り改めて拝見すると・・・やはりスゴク光っています。
全体的だと思っていたものも、良く見ると股の部分と裾の部分とで光沢も違っています。
やっぱり汗の影響のようです。
2008_0429_101107AA.jpg


ドライクリーニングで落ちきらなかった水溶性汚れが繊維の隙間に蓄積され、その上からプレスされる事によって生地が平面化になり必要以上に光りを反射させるようになったのかと。
(ドライクリーニングの洗浄力もありますが、それ以前にクリーニング店からの風合い変化の説明があっても良さそうなものですけど)

その工程は・・・と、長くなりましたので次回に。

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よーこそ

ようこそお越し下さいました。
今回の記事だけではなく、他の記事も見てもらえると嬉しいです。
一生懸命書いていますので・・・。


オススメ記事

【 はじめまして 】

【 ドライクリーニングって 】

【 水洗いのリスクについて 】

他にも、まだまだお伝えしたい事があります。
ぜひ色々とご覧になって下さい!

クリーニングショップ タナカヤ

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大阪のクリーニング師です。
自分自身の勉強にもなればと記事を書いていきますので、よろしくお願いします。

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