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ダウンジャケットクリーニング-モンクレールダウンベスト

2009-10-29

Tag :

「モンクレール ダウンベスト」を宅配便にてお預かりしました。
モンクレールダウンベスト_01

”シミが多数あります”との事です。
拝見させていただくと・・・結構あちこちにシミがあります。
モンクレールダウンベスト_02
モンクレールダウンベスト_03
その一部です。
光沢があるので分かりづらいんですけどね。

いつも通りドライクリーニング処理を行いました。
モンクレールダウンベスト_05
モンクレールダウンベスト_06
裾部分はほとんど除去出来ていますが、胸のシミは残っています。
この他、多数はこの時点で除去出来ていますが残ったシミもあります。
この後、水洗いをして除去を試みる事にします。

モンクレールダウンベスト_04
ちなみに、ドライクリーニング処理だけでもフワフワになっています。

モンクレールダウンベスト_08
モンクレールダウンベスト_09
水洗い(手洗い)後。
裾部分のシミは除去出来ましたが、胸のシミは薄くはなりましたが完全には落ちませんでした。
何度としみ抜き処理はしたのですが、薄くはなりますが完全には落ち切りません。

”2年間洗っていないモンクレールダウンジャケット”などをお預かりしましたが、それでも衿や袖口などの皮脂汚れは除去出来ました。
また、水溶性の汚れであればおそらく除去出来ていたのではと思われます。
(裾部分などは水溶性汚れだったのではないかと)
今回のケースでは、残ったシミはおそらく油汚れが時間が経ってしまって落ちにくくなってしまったのではないかと推測します。

モンクレールのナイロン生地は非常に細いナイロン繊維を使い織密度も高く織られているのではないかと想像します。
密度が高い状態の生地に入り込んでしまったシミの原因物質は、やはり除去するのは困難になるのではないかと思われます。
(生地は平面ではなく3次元です)
一般的な衣類の場合であれば除去する事はかなりの確率で出来ますが、繊細なデリケートな生地を使用したアイテムであれば無理な処理は生地を傷める原因となりますしね。
ですので、シミが付いたら早めに処理をする事が大切だと思います。

モンクレールダウンベスト_010
モンクレールダウンジャケットのお手入れはお早めに。
(キチンとクリーニングするとふんわりフワフワになりますよ・・・ぜひお試しを)

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復活

2009-10-27

プロフィールの名前を ”気まぐれ” から ”tanaka” に変えました。

というのも、ブログ経由でご質問やお問い合わせを頂いたりするんですけど、その際のお返事は本名で書かせて頂いていますし。
この方が良いかなぁって思いまして。

「しみぬき屋」の方は ”気まぐれ四十郎” のままです。


で、その「しみぬき屋」へ投稿したんですけど。
載せるつもりの画像を間違って削除してしまって。

それも、よりによってリムーバブルメディアから直接削除してしまったのでゴミ箱にも入っていない。
あきらめかけたんですが、ネットで調べると「復元ソフト」というのものがあるらしくて。

手に入れて、早速復元しようとしたんですが・・・全然ダメ。
リムーバブルメディアに直接検索をかけても何にも起こらない。

「やっぱりか・・・」と思いつつ、「ダメ元で」となんだか分からないまま”OS”を検索。
するとたくさん出てきました・・・は良いんですけど、何が何だか。

その後、試しにリムーバブルを検索すると・・・おぉぉぉ!出てきました!

で、復元ボタンをクリックすると本当に蘇りました!!。
(この感動はちょっとしたもんです・・・ホント)

と、ちょっと感動したのでここにも書いてしまいました・・・。

何でもそうですね、急がば回れ。
しみ抜きでもそうです、焦るよりも時間をかけてじっくりと待つ方が効果的な場合があります。
と、いささか強引かも知れませんが・・・。

ちなみに、これがその「復元ソフト」です。
  ↓ ↓ ↓
Glary Undelete
”やってしまった!”その時は一度お試しを。

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春にお忘れの冬物衣類もお早めに

2009-10-20

Tag :

セ・リーグCS第3戦は見応え十分でした。
最後まで分からない展開で、ラジオ中継していたのが有難かったです。
パ・リーグも「北海道日本ハムvs東北楽天イーグルス」と、大阪から見れば遠く北の方ですが楽しみなゲームです。
まだまだプロ野球に目が離せません。


さて。

この時期に、冬物衣類を持ち込まれる方が結構いらっしゃいます。

春の衣替えの時期、なんだかどっちつかずの気候でクリーニングするタイミングを逃してしまったのかも知れません。

でも・・・やっぱりその時にお手入れしていただくようお願いしたいです。
シミがあれば時間が経つに連れ落ちにくくなりますし・・・変色を起こしたりもします。
ウールやシルク素材であれば虫食いの被害にも遭う確率が高くなりますしね。

取り返しのつかない事態になる前に、来シーズンの衣替えの時期には忘れずにクリーニングして下さいね。

お忘れの冬物衣類はなるべく早くクリーニングを!
大切なお洋服を助けてあげて下さいね。


この1年、仕事終わって夜に見るネットの情報で「エッ!」って驚く事が多くなりました。
加藤和彦さんの事も・・・。

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ウールスーツの水洗い-洗浄方法

2009-10-19

Tag :

夏物衣類の衣替えですので、当然水洗いがメインになります。

ウールスーツなどのデリケートな衣類も可能な限り水洗いさせて頂きます。

ただ、夏場に着用したすべてのスーツが水洗いを必要とするかといえば・・・必ずしもそうではないかと。
「数回着用しただけ」とか「外回りの際はジャケットは脱いでいる」などであればドライクリーニングでも十分です。
(ズボンの方はやはり素肌に触れますし、水洗いをオススメします)

ウールスーツの水洗いとなると料金も高くなりますからね。

お客様も「これは汗をかいたので水洗いで、これはそんなに着ていないのでドライで」と指定される方も多くなりました。
僕の方でも実際に拝見させていただいて、水洗いが必要だと感じるときはオススメさせて頂いています。

なので、お気軽にお問い合わせください。


さて、そのウールスーツの水洗いですが。

当店では「Wクリーニング(ドライクリーニングとウエットクリーニング‐優しい水洗い‐の2度洗い)」で処理させて頂いています。
Wクリーニングの方が「水洗いのみ」よりも遥かに効率よく繊維にも優しく汚れを落とすことが出来ますから。

他店では水洗いの際に厚手のネットでぐるぐるとジャケットを巻き込んで、そのまま水洗機で洗う所もありますが・・・当店ではやっぱり手洗いです。
デリケートなアイテムであればネットに入れて、表生地はもちろん裏地も極力動かさないように洗います。
DCF_0823.jpg
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で、洗浄液に漬け込みます。
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あらかじめドライクリーニングで油汚れを落としているので、漬け込み洗いでも十分に汚れは落ちます。
(部分的なシミがあれば前処理やしみ抜き処理で落とします-ササラなどでむやみに擦ったりしないですよ)

DCF_0828.jpg
水洗い後の画像。
かなりシワがキツク感じられるかも知れませんが、自然乾燥で十分復元します。

DCF_0849.jpg
自然乾燥後。
ウール生地の復元力が優れているのがお分かりになるかと思います。
(この生地がサマーウールという事もありますが・・・)
それでも、綿や麻素材のアイテムとは特性が違いますね。

ただ、無理な洗浄をすると逆に復元出来ない収縮を起こします。
いわゆるフェルト化収縮です。
なので、出来る限り優しく洗う事がウール素材には必須条件だと僕は思います。

あっ、ご家庭では水洗いはしないで下さいね。
上手に洗えてもアイロンがけは大変ですから。
ウール生地を整えるのって結構手間もかかりますし道具も要ります。
それに芯地の関係もありますから。

ウールスーツの水洗いはプロに任せて下さい。

長々とスミマセン。

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連休明けの週は

2009-10-18

今日はお昼過ぎまで仕事です。
連休明けの週で、しかもこの時期ですから・・・どのお店でも同じでしょうけど。

それに、夏物衣類のお手入れとなると洗いもそうですが仕上げの方にもかなり手間がかかりますし。

水洗いをした綿・麻やシルクなどの素材を使ったブラウスやジャケット・ワンピースなど。
スチームアイロンで手軽に仕上がるようなアイテムではありませんので。
時間をかけて入念にアイロンがけしないと復元出来ませんからね。

でも、キチンとアイロンがけをして仕上がった衣類を見ると気持ち良いですから。
自己満足の世界かも知れませんが・・・。
(それも必要だと思います)


で、夕方からはサッカー観戦に。
「セレッソ大阪  愛媛FC」

なんだか後半はハラハラしましたけど、香川選手の流石のダメ押しで決まり。
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もう大詰めですからね、キチンと〆ていただきましょう。
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情報に惑わされないで

2009-10-17

ネットで色々と見ていると、【ドライクリーニング】に対してすごく誤った見方をされているなぁって思う事もしばしば。

「汚れた溶剤でいつも洗っている」
っていうのは代表例ですけど・・・。


「レース編みのアイテムがボロボロになった!ドライクリーニングは危険!」
というのも見かけたりします。

別にドライクリーニングが原因でレースがボロボロに引き裂かれる訳ではありませんよ。
ドライクリーニングに使用されている有機溶剤が繊維を溶かす訳ではありませんし。

おそらく、ご利用されたお店のドライクリーニング処理に問題があったのでしょう。

洗浄中に何か引っかかるようなアイテムを一緒に入れていたとか。
ネットで保護していなかったとか。

あるいは、ドライクリーニング処理時ではなくて、それ以外でトラブルを生じてしまったか。

いずれにしても、「レースが引き裂かれてボロボロになる」事は【ドライクリーニング】のせいではありません。

繊維・アイテムにあった方法で、ドライクリーニング処理をすれば問題なく洗いあがりますよ。
デリケートな繊維・アイテムにも効果的な洗浄方法です。


ネット上で色々な情報を手に入れられますが、誤った情報に惑わされないようにして下さい。
決して【ドライクリーニング】は”悪”ではありませんので。

風評に流されず、ぜひご自身の目で【ドライクリーニング】の品質を見極めて頂ければと思います。


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ドライクリーニングをさせて頂いたナイロン素材のレース編みドレス。
(水洗いもさせて頂いています)

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お手入れしなくては

2009-10-15

朝晩と冷え込むように感じる季節。
すでに指先が乾燥してカサカサになっている・・・。

これはイカン!・・・と、今年は早めにお手入れします。
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あっ!お手入れといえば・・・夏服のお手入れは忘れずに!
汗ジミを付けたまま放っておくと、取れないシミに変化しちゃいますよ。

簡単に取れる今のうちに、ケアをしておきましょう!


それから・・・去年クリーニングに出し忘れたウールコートやダウンジャケットはありませんか?
出し忘れた方が結構いらっしゃるようで、ここ数日結構持ち込まれています。

今からでも遅くはありません!
そのまま着続けずにクリーニングしてあげて下さい。
お洋服も、きっと喜びますよ。


今夜は「不毛地帯」です。
ちょっとだけ繊維産業のお話もあったりして。
なかなか面白そうです。

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お手入れはクリーニングで

2009-10-10

ここ数日の間に、結構涼しく・・・というか寒く感じるようになってきました。
今日は日中もホント涼しくて長袖のシャツでアイロンがけしてました。

気付けば10月も中旬ですもんね~今年ももう終わりですよ。(って早いですね)


ところで、夏物衣類のお手入れはされましたか?

急に涼しくなって、慌てて秋冬物に着替えて・・・夏物衣類は片隅に放っておいたまま。
そんな事にならないように、忘れずにお手入れして下さいね。

春夏物衣類と言えば・・・綿・麻素材はもちろん、絹(シルク)製品なども結構お見かけしますね。

暑い夏を過ごした衣類は少なからずとも汗の影響を受けています。
しっかりとお手入れしないと・・・黄ばみを生じてしまう事になりますよ。
それに”色が抜けて”しまったり、はたまた”色が変わって”しまったりする場合も。

”黄ばみ”であれば多少時間が経っても何とかしみ抜き処理で復元出来る可能性はありますが・・・”色が抜けて”しまったり”色が変わって”しまったらしみ抜き処理では対応出来ません。
お気に入りのお洋服を大切に長く着用されるのであれば、しっかりとクリーニング(お洗濯)をする事が大切です。
(モノを大切にする事もエコですよね)

なので、忘れずに必ずクリーニング(お洗濯)をして下さい。


それと最近は「普段はお家でお洗濯」されていても衣替えの時期になると「しっかりとお手入れする」為、最後にクリーニング店を利用される方が増えているようです。

ただ、この場合はご家庭では取りきれない汚れが蓄積して・・・結構シンドイ事もありますが。
(出来れば1シーズンに定期的に出して頂く方がシミ・汚れも除去しやすいです)

でも当然ご家庭でのお洗濯よりも遥かにクリーニング店での洗浄力の方が高いので、その分汚れやシミを根本的に除去する事が出来ます。

衣替えの際は、ご家庭でのお洗濯ではなく「クリーニング」を。


そうそう、春に出し忘れた「ダウンジャケット」なども今のうちに。
※来年は忘れずにすぐにクリーニングしてくださいね。

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デリケート衣類の取り扱い

2009-10-08

Tag :

クリーニング店では、お客様からお預かりした衣類を管理する為に「タック」という”番号を書いた紙”を衣類に取り付けます。
(衣類に直接お名前を書き込むお店もあると聞きますけど・・・)

この「タック」は薄い紙なんですけど鋭角に切られているので、デリケート衣類に取り付けると洗浄中に生地を傷める恐れもあると思います。
一定の位置に固定してあるので、集中的に一部分に負荷が掛かり損傷を招いてしまうかも知れません。
(柔らかい紙や角を落としたモノがあるのかも知れませんが)

絹(シルク)織物などはもちろん、ウールや綿素材でも編地が緩やかなハイゲージニットなども危険だなぁって。

水洗いの手洗いならば大丈夫でしょうけど、ドライクリーニングとなると”手洗い”は出来ません。
となると僕の手から離れ、機械に衣類を預ける事になります。
そう考えると、万が一の事にも備えておかなければ。

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と言う事で、そういう場合は「タック」をネットに入れて・・・。

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衣類と一緒にそのままネットに入れて洗浄。

そうすればダメージを考えたデリケートな洗浄方法ではなく、素材・アイテムにあった洗浄方法でしっかりと洗えますしね。

なので、デリケート素材を使用した衣類にも安心してご利用下さい。

「タック」も衣類に付ければ付属品です。

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詳細な組成表示

2009-10-01

DCF_0860_20091001215457.jpg

糸の使用目的まで書かれているのって珍しいなぁって。

もっと、色んな情報を発信して頂けると有難いんですけどね。

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よーこそ

ようこそお越し下さいました。
今回の記事だけではなく、他の記事も見てもらえると嬉しいです。
一生懸命書いていますので・・・。


オススメ記事

【 はじめまして 】

【 ドライクリーニングって 】

【 水洗いのリスクについて 】

他にも、まだまだお伝えしたい事があります。
ぜひ色々とご覧になって下さい!

クリーニングショップ タナカヤ

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大阪のクリーニング師です。
自分自身の勉強にもなればと記事を書いていきますので、よろしくお願いします。

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