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機械では無理

2007-12-27

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当店ではジャケットやコートなどアウター類の普通仕上げには、このような立体仕上げ機を使用します。

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なんだか後光が差し込んでいますが・・・。

内部からスチームを与えてシワを伸ばし、エアー(風圧)で生地に引張を与えながら熱を逃がす事によって立体的に整形します。

効率よく立体的に整形出来ますが、そのままお客様にお渡しできる品質にはやっぱりなりません。
ウールジャケットの場合であれば、袖や背中に着用時のキツイシワが残ったり、袖や腰回りの縫い目部分が浮いていたりしますので。

当店では普通仕上げの場合、袖や腰回りと衿腰からラペル部分の修正をして仕上げています。


ただ、この機械仕上げは引張を加えていますので型崩れの要因にもなります。
それと、生地を整えていないのでセット性にも欠けます。


ですので、レディースサイズの衣類やデザイン性のある衣類、ストレッチ製品、スチームに敏感な高級毛服地などの場合は型崩れを起こします可能性があるので使用していません。

それらは全てハンドアイロンによる完全手仕上げになります。
(綿・麻製品などもスチームだけではシワを取り除けないので当然アイロン仕上げです。)

その中でも、やはり手間と時間が掛るのがウール(特にスーパー1××などを使った高級毛織物)の仕上げです。
(綿や麻などと違い、ウール(特に品質の良いモノ)は押さえ込もうとすると反発し甘やかすとリラックスしてしまう自由奔放なヤツです。)

僕はスチームで仕上げていくのですが、その量と圧力・時間を微妙にコントロールしながらじっくり仕上げていきます。
ジャケットもそうですが、パンツもかなり手間がかかります。
生地が二重になっていたりしてコントロールするのに結構時間がかかるんです。
(パンツはウエット(特殊水洗い)後の吊り干し方法によってもバランスが崩れますしね。)

ですので、良い服地・高級な服地は基本仕上げが「完全手仕上げ」となり、クリーニング料金も割高になってしまいます。

ご理解の程をよろしくお願い致します。
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