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適した道具と方法で

2008-04-11

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「クリーニングに出したら毛羽立って返って来たので、アイロン仕上げでなんとかならないか」
とお客様がご来店されました。

「クリーニング前にはこんな状態ではなかった」との事で。

拝見すると袖の上腕部分と肩付近がすごく毛羽立っています。
毛羽立ち_01
毛羽立ちはアイロン仕上げでセットしても収まりません。
糸から繊維が脱落して毛羽立っている訳ですから、取り除くかカットするしかありません。
その事をお客様にお話させて頂いてから、色々と原因を考えました。

初めは「クリーニング処理での揉み摩擦作用で毛羽立ったのだろう」と思っていましたが・・・。
どうもそうではなさそうです。

毛羽立ち_02
腋から腰部分の摩擦されやすい箇所の毛羽立ちは正常な状態です。
(分かり難いかも知れませんが)
その他の部分も毛羽立ちに異常は見られません。

クリーニング処理時に起こったものであれば当然その他の箇所でも毛羽立ちは起こると思いますし。
着用中に起こってもおかしくありません。

う~ん・・・と考えていると、お客様が「せっかくデラックスで出したのに・・・」と言われました。
そこでピン!と。

もしかすると誤ったブラッシングしたのではないかと。
毛足の硬い、起毛させやすいブラシでのブラッシング処理を行ったのでは。
デラックスなので手間をかけたのかも知れないなって思いまして。

毛玉が出来ていて取ろうと思ったのか、毛羽立たせてからブラッシングで毛並みを整えようと思ったのか。
いずれにしても、本来「糸」としてまとまっている繊維を脱落(毛羽立たせて)させてしまっています。

摩擦による毛玉の発生も起こりにくいように計算されて作られた商品だったと思うのに・・・。
余分な繊維まで毛羽立ってしまったので毛玉が出来やすくなっています。

やはりブラッシングは「本来ある毛羽をそろえる(整える)」のであって寝てる繊維までも毛羽立たせる事ではないと思います。
それにカシミヤ製品などの繊細な生地であれば表情(光沢や色合い・風合い)を変えさせてしまいますからね。

素材にあった道具と方法でケアしていかなくては。
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