ウール生地のテカリ
2008-06-05(Thu)
先日の事なのですが。
「スーツをクリーニングに出すとテカテカに光って戻ってくるんですが・・・」
とお問い合わせを受けました。
集配ご希望でしたので、店の営業が終了してからのお伺いです。
海外有名ブランドのウールメンズスーツです。
元々光沢のある素材だと思うのですが・・・やはりテカリが目立ちます。
ご自宅の玄関前で、しかも夜なのであまりハッキリとは分かり難くいのですが。
ジャケットはそうでもないのですが、パンツはすごくテカっているのが分かります。
テカリと言えば「アイロンやプレス機の誤使用」や「長期間使用(学生服のひじやひざ、お尻など)」などが思い浮かびます。
いずれも生地(繊維)が高温プレスや過度な伸縮・摩擦・磨耗を受ける事によって繊維が損傷を受け、生地(繊維)が平面化になることによって光を反射しやすくしてしまう現象です。
(ウール生地でいえば、繰り返しの摩擦や伸縮によってスケールが脱落したり、ウール繊維の回復力が劣化してしまう事が原因となるでしょうか。)
しかし、今回の場合はそれとは違うようです。
部分的な症状ではないですし、縫い代部分のテカリ(アタリ)も見受けられません。
全体的にテカテカとしています。
となると・・・汚れ(汗)のせいでしょうか。
汚れが繊維の隙間に入り込む事によって光を吸収しなくなり、逆に反射させているのかも知れません。
お聞きすると「クリーニングは週に1度のペースで出している」と言う事です。
でも・・・その着用ペースは「一週間同じスーツを着続ける」というサイクルのようです。
一週間同じスーツを着用し続けるのは、生地に負担をかけるので良くないです。
なぜならウール繊維は自然の弾力性を持っていて、その弾力性の回復力も高いものです。
ただ、繰り返しの着用となるとその優れた回復力も発揮できなくなってしまいます。
そればかりか回復力が損なわれ弾力性が失われた状態で摩擦や磨耗を受けると、上記のような生地(繊維)の劣化へとつながっていきます。
ですから、ウールスーツの着用ペースは「1日着たら1日休ませる」ようにしてくださいね。
そうすればウール生地(繊維)が回復し、風合いも守られます。
(他の繊維にも言えることですけど、ウールは特に)
販売時に説明されないのでしょうか・・・。
と話がそれましたが・・・。
お仕事も営業と言う事ですので、やはり汗汚れの残留によるものではないかと。
ですので、「パンツを水洗い(ウェットクリーニング)」をする事でスーツをお預かりしました。
(風合い変化など水洗いに対するリスクは承諾していただいています)
自店に帰り改めて拝見すると・・・やはりスゴク光っています。
全体的だと思っていたものも、良く見ると股の部分と裾の部分とで光沢も違っています。
やっぱり汗の影響のようです。

ドライクリーニングで落ちきらなかった水溶性汚れが繊維の隙間に蓄積され、その上からプレスされる事によって生地が平面化になり必要以上に光りを反射させるようになったのかと。
(ドライクリーニングの洗浄力もありますが、それ以前にクリーニング店からの風合い変化の説明があっても良さそうなものですけど)
その工程は・・・と、長くなりましたので次回に。
クリーニング・しみ抜き・型崩れ修正などのご依頼、またお問い合わせなどはこちらへ
↓ ↓ ↓
他府県など遠方からのご依頼も受け付けています。
宅配サービス
当店のホームページはこちら
クリーニングショップ タナカヤ
しみ抜き実例集は「しみぬき屋」ホームページで
「しみぬき屋 染み抜き実例集」
※ 実例画像は全てクリックで拡大してご覧になれます。
(その他の画像は拡大しないものもあります)
「クリーニングサービスについてのお客様アンケート」へのご協力を。
クリックして頂いてアンケートにお答え頂くと、抽選でクリーニングギフト券(1000円分)が当たります。
「スーツをクリーニングに出すとテカテカに光って戻ってくるんですが・・・」
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海外有名ブランドのウールメンズスーツです。
元々光沢のある素材だと思うのですが・・・やはりテカリが目立ちます。
ご自宅の玄関前で、しかも夜なのであまりハッキリとは分かり難くいのですが。
ジャケットはそうでもないのですが、パンツはすごくテカっているのが分かります。
テカリと言えば「アイロンやプレス機の誤使用」や「長期間使用(学生服のひじやひざ、お尻など)」などが思い浮かびます。

いずれも生地(繊維)が高温プレスや過度な伸縮・摩擦・磨耗を受ける事によって繊維が損傷を受け、生地(繊維)が平面化になることによって光を反射しやすくしてしまう現象です。
(ウール生地でいえば、繰り返しの摩擦や伸縮によってスケールが脱落したり、ウール繊維の回復力が劣化してしまう事が原因となるでしょうか。)
しかし、今回の場合はそれとは違うようです。
部分的な症状ではないですし、縫い代部分のテカリ(アタリ)も見受けられません。
全体的にテカテカとしています。
となると・・・汚れ(汗)のせいでしょうか。
汚れが繊維の隙間に入り込む事によって光を吸収しなくなり、逆に反射させているのかも知れません。
お聞きすると「クリーニングは週に1度のペースで出している」と言う事です。
でも・・・その着用ペースは「一週間同じスーツを着続ける」というサイクルのようです。
一週間同じスーツを着用し続けるのは、生地に負担をかけるので良くないです。

なぜならウール繊維は自然の弾力性を持っていて、その弾力性の回復力も高いものです。
ただ、繰り返しの着用となるとその優れた回復力も発揮できなくなってしまいます。
そればかりか回復力が損なわれ弾力性が失われた状態で摩擦や磨耗を受けると、上記のような生地(繊維)の劣化へとつながっていきます。

ですから、ウールスーツの着用ペースは「1日着たら1日休ませる」ようにしてくださいね。
そうすればウール生地(繊維)が回復し、風合いも守られます。

(他の繊維にも言えることですけど、ウールは特に)
販売時に説明されないのでしょうか・・・。
と話がそれましたが・・・。
お仕事も営業と言う事ですので、やはり汗汚れの残留によるものではないかと。
ですので、「パンツを水洗い(ウェットクリーニング)」をする事でスーツをお預かりしました。

(風合い変化など水洗いに対するリスクは承諾していただいています)
自店に帰り改めて拝見すると・・・やはりスゴク光っています。
全体的だと思っていたものも、良く見ると股の部分と裾の部分とで光沢も違っています。
やっぱり汗の影響のようです。

ドライクリーニングで落ちきらなかった水溶性汚れが繊維の隙間に蓄積され、その上からプレスされる事によって生地が平面化になり必要以上に光りを反射させるようになったのかと。
(ドライクリーニングの洗浄力もありますが、それ以前にクリーニング店からの風合い変化の説明があっても良さそうなものですけど)
その工程は・・・と、長くなりましたので次回に。
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