fc2ブログ

ドレスシャツのクリーニング-「Anna Matuozzo Napoli(アンナ・マトゥッツォ)」

2009-02-25

Tag :

「Anna Matuozzo(アンナ・マトゥッツォ)」のドレスシャツです。

手縫いの部分が多く、極上品質の生地を使用している「cucita a mano(ハンドメイド)」ラインはドレスシャツの最高峰と言われます。
(ちなみにお値段は7~8万円位だそうですが)
一度は袖を通してみたい・・・と。

詳しくはこちらを。

今回のドレスシャツは「napoli」ラインという事で、手縫い部分が少ない事や生地の品質が異なるようです。
それでもやはり生地の質感やシルエット・縫製は上質で心地良いモノです。
女性が作るドレスシャツという事で上品なシルエットですね。

いつものように丁寧に襟・カフスの処理を行ってから、安全な水洗い(繊維・染色に影響を与えない程度の漂泊処理も含む)で洗いあげました。
Anna Matuozzo Napoli クリーニング後
もちろん「糊なし(衿・カフスのみ糊付け)」でハンドアイロンにより仕上げます。

水洗い後のカフス裏部分です。
Anna Matuozzo Napoli プレス前(カフスの処理)
生地が若干余り気味でぶくついています。

でも、これは「表生地が縮んだ」とか「芯地が縮んでいる」訳ではなくて水処理によって元々の状態に戻っただけと思います。
キチッとアイロンがけをしてあげればキレイな状態に戻ります。
(以前に「衿裏の処理」をブログで取りあげています)
Anna Matuozzo Napoli プレス後(カフスの処理)
引っ張ったり、機械プレスを行うと型崩れが生じるるのではないでしょうか。

丁寧な処理をしているから若干の修正で状態を回復出来ますが・・・。
過酷な処理(通常のYシャツ洗いや過度な漂泊処理)をすると、元の状態に近づけるのは困難になるのではないでしょうか。
(生地自体にも影響が出てきますしね)

出来る限り形態変化を起こさせず処理する事が大切ではないかと思います。

Anna Matuozzo Napoli クリーニング後 プレス処理後
(ハンドアイロンプレス後)

ルイジ・ボレッリよりは全然仕上げやすいです。
スポンサーサイト





g3793.png
当店のもう一つのブログです。

さんのコメント

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

羽衿の裏生地

お客様からお預かりしたドレスシャツですが。 羽衿を基準に平面でペッタンコと押さえられているような気がします。 せっかく立体的に仕...

よーこそ

ようこそお越し下さいました。
今回の記事だけではなく、他の記事も見てもらえると嬉しいです。
一生懸命書いていますので・・・。


オススメ記事

【 はじめまして 】

【 ドライクリーニングって 】

【 水洗いのリスクについて 】

他にも、まだまだお伝えしたい事があります。
ぜひ色々とご覧になって下さい!

クリーニングショップ タナカヤ

ryoukinn.gif



toiawase.gif

Twitter

メール

ご質問やお問い合わせがありましたら、お気軽にどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文:

shopping





全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カレンダー

05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

検索フォーム

カテゴリー

月別アーカイブ

プロフィール

tanaka

Author:tanaka
大阪のクリーニング師です。
自分自身の勉強にもなればと記事を書いていきますので、よろしくお願いします。

リンク

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック