先週末から週明けにかけて、ホント冷え込みました。

夜になるとダウンジャケットでも着ようかと思うくらいに。
(ちなみに僕はまだダウンジャケットをクリーニングしていません・・・)
お客様の中にもダウンベストを着られている方もいらっしゃったり。
こんな気候だと着る物に困りますもんね。

そのダウンジャケットを含め、ポリエステルやナイロン素材の冬物アウターをたくさんお預かりさせて頂いています。
なかなか皆さん手放せないようで、1シーズンしっかりと着込まれている方が多いような気が・・・。
(汚れ落ちの為にもシーズン中に一度はクリーニングされる方が良いですよ)
というのも、衿や袖口が皮脂汚れなどでかなり黒ずんでいる事が多くて。

やはり冬場と言えども直接皮膚に触れる部分は汗の影響を受けてしまうようです。
で、その皮脂汚れなんですが。
油脂分が結構ガンコなんです。

ドライクリーニング出来るアイテムであれば効率良く、リスクも少なく落とす事が出来るんですけど。
ドライクリーニングが出来ないアイテムとなると結構手間がかかりますし、それに伴い生地・染色へのダメージ・リスクも大きくなります。
(なんとか方法を考えて極力リスクを少なく安全に処理させて頂いています)
ドライクリーニング出来ないアイテム、その理由としては。
ポリエステルやナイロン素材のアイテムであれば・・・。
「表地と裏地の間にラミネートなどの保温性を高める生地が使用されている場合、ドライ溶剤によりその生地が硬化や溶解してしまう素材が使われている為」だとか。
「生地表面にドライ溶剤で溶解しやすい染料を用いたプリントが施されている」とか。
場合によれば、「付属品(ボタンやファスナーの引き手など)が機械の作用によって損傷を起こす可能性がある」などもあるでしょうか。
このようなアイテムの場合は当然取り扱い絵表示通りに水処理のみで汚れを除去します。

でも・・・油汚れって普通に水洗いだけでは落ちないですもんね。
食器洗いでも、水だけでは落ちないでしょ。
お湯を使ったり、強い溶解力のある洗剤を使ったり。
それと同時にスポンジなどでこすったりする事でキレイに洗いあげる事が出来ますもんね。
衣類に付着した油汚れも水洗いのみで落とそうとすると、それと同じ事が必要となってくるんです。
当然食器とは違い、衣類(繊維)の場合はダメージやリスクも高くなります。

(程度によってはクリーニング料金も別料金になる事もあります)
ですから、”
早めのお手入れはご自身が衣類を守る為に出来る最善の策”ではないでしょうか。

そう考えると、ドライクリーニングが出来るアイテムってお手入れも安心出来ます。
水洗いで落とす事が大変な油汚れも、衣類(繊維・染色)へのリスクも少なく的確に落とす事が出来ますし。
(ただ・・・キチンとした品質で洗わないとその効果も発揮出来ませんけど)
で、ドライクリーニングした後は水洗いをするWクリーニングでスッキリ!
キチンと洗いあげる事で、ダウンアイテムもふわふわに!
(実際、お客様には実感して頂いています)
決してご家庭のお洗濯ではマネ出来ません!!

購入される際は取り扱い絵表示を見て”ドライクリーニングが可能か”を確かめてみてはいかがでしょう。
後は、品質の良いドライクリーニングを提供されているクリーニング店でWクリーニングのご指定を。

(汚れていなければドライクリーニングのみでも良いですよ・・・品質の良いドライクリーニングの場合ですけどね)
品質の悪いドライクリーニングは逆に汚れを付けてしまうのでご用心を。
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