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毛玉を防ぐには

2007-02-11

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毛玉(ピリング)が出来ると嫌ですね。
見た目にも悪いし、風合いも悪くなって。

毛玉が出来ると「カットすればいい」と言われるんですが・・・。
毛玉って新しく繊維が付着して出来るモノではなくて、
元々あった繊維が絡み合って出来ます。
それを取り除くという事は生地(糸)自体にも影響を与えるという事です。
だから「カットする」ではなくて「予防する」事が出来れば1番良いんですけどね。

糸は繊維を集めて撚って(ねじって)作られます。
ただ、すべてがまとまっているのではないので着用中の摩擦で毛羽立ちを起こしたりします。
毛羽立ちを起こしたまま摩擦すると繊維同士が絡み合って毛玉になります。

毛製品でよく毛玉が起こるのは毛繊維の特徴の為だと思います。
毛繊維は真っ直ぐではなく、クリンプという歪み(バネのようなもの)をもっています。
その歪みがある為に糸にする時余計にまとまりづらく毛羽立ちを起こします。
(まとまりづらい為にふんわりとした風合いが出て、保温力もあるんですけど。)
そして繊維の歪みがあるので絡み合いやすく毛玉になりやすいんです。

ただ、同じ毛製品でも毛玉が出来やすい製品と出来にくい製品がありますよね。
例えばカシミヤ製品ですが、カシミヤは風合いを出す為に生地の段階でわざと毛羽立たせます。
(すごく細い繊維で、クリンプも発達していますのでよりふんわりとした風合いが出ます。)
その後の処理で地のしといった生地(繊維)を整えるという作業をする訳ですが・・・。
その後処理によって毛玉の出来やすい・出来にくいという事になるのではと考えます。
きちんと処理をしていれば繊維表面の毛羽は整っているので毛玉も出来にくいと思います。
逆に何もしていなくて毛羽立ったままの製品は、やはり毛玉が出来やすいでしょうね。

後処理をするしないで品質は変わってくるように思います。
それがお値段に反映しているのではないでしょうか。
(一概に言えないとは思いますが・・・。)
値段が格安な製品もお店で並んでいる状態では良い感じなのですが、
着用してみると毛玉がめちゃくちゃ出来るっていう事がよくあります。
「安いから仕方ないなぁ」って自分自身を納得させますけど。

予防する為には毛羽を抑える・整える事が大事ではないでしょうか。
きちんと適切なアイロンプレスをしたり、ブラッシングをこまめにする。
やはり手間を掛けたお手入れをする事が必要となってくるのではと思います。
(毛の性質上、完全に予防出来ませんが抑える事にはつながると思います。)
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